構造を理解したい、なんて立派な話じゃない。本音は逆で、深く考えるのは面倒。でも作るなら、空気の流れや穴の位置を無視できない。理解しているつもりでも甘いから、その都度どこかでズレる。思ったより燃えなかったり、逆に燃えすぎたり。失敗はだいたいそこから来る。でも、やってみると「あ、こういうことか」と後から分かる。理解しようとしているわけじゃない。やっているうちに仕方なく身につく。
出来上がった二次燃焼ストーブは、思った以上によく燃えた。火の上がり方もきれいで、性能としてはかなり優秀だった。ただ、燃やしているだけだと物足りない。せっかく熱が出ているのに、眺めて終わりはもったいない。そこで五徳を追加することにした。
五徳を追加した理由
理由は単純で、鍋を置きたかっただけ。既製品の五徳が合うわけがないので、ダイソーで使えそうなステンレス金具を探してきた。費用は最小限。合わなければ削る。足りなければ足す。取外し式にしたのは、焚き火台としての使い方も残したかったから。
実際に置けた鍋サイズ
鍋の直径
42cm
正直、強度は少し不安だった。でも鍋を置いてみたら、びくともしない。思ったより頑丈だった。DIYはだいたい想像より弱いことがあるが、今回は逆だった。それだけで十分。
炎がもったいないと思った瞬間
鍋を置いてみると、炎が鍋を包むように立ち上がる。それはそれで迫力がある。でも同時に「もったいない」と思った。上に逃げている炎を制御できるはずだと感じた。口を絞れば、もっと上に集中する。ロケット噴射みたいに。イメージはすぐ浮かんだ。
固定穴+取外しフタの二重構造
そこでフタを追加した。ただし木材の追加ができなくなるのは困る。焚き火は途中で足せないとつまらない。だから固定穴と取外しフタの二重構造にした。固定側はペール缶のフタをくり抜いて穴を作る。その周囲にステンレスワッシャーを3個、ナットで少し浮かせて固定。その隙間に100均のなべフタを差し込む仕様。抜けばすぐ投入できる。差せば炎が絞られる。構造は単純だが、狙い通りに動いた。
燃費の話
必要以上に燃費は悪い。薪はよく減る。ここだけ見ればデメリット。でも、よく燃える=悪いとは思っていない。ガンガン燃やしたいときには最高だし、炎の勢いが欲しいときにはちょうどいい。低燃費で長持ちさせる系ではなく、高出力で気持ちよく燃やす系。どちらが正解という話ではなく、好みの問題。
完成しても感動はあまりない。毎回どこかに改善点が見える。だから満足して終わることはない。でもそれでいいと思っている。今回も、五徳とフタで一段階便利になっただけ。また次に何か足すだろう。
既製品を買えば、きっともっと整っている。でも、ここまで手を入れたからこそ、自分の使い方に合っている。お金をかけない代わりに、手間をかける。たぶんそれだけの話だと思う。
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